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未来栄養学 (5) 鈴木修一著

<未来栄養学>

拙著「健康の本質・病気の本質」(第2章)「現代栄養学の間違い」では、骨粗鬆症の本当の原因と正しい根本対策について、詳しく述べられていますが、簡単に要約すると下記のようになります。

(骨が造られるしくみ)
軟骨形成……コラーゲンが心棒となって、そこにプロテオグリカンという糖タンパクを塗り込める。それにはビタミンCとビタミンAが必要。
硬骨形成……グラタンパクという糖タンパクにカルシウムが塗り込められて造られる。それにはビタミンKと“活性化された”ビタミンDが必要。ビタミンDは、太陽の紫外線を浴びることで活性化する。カルシウムも、ただとればいいというわけではなく、運動によってカルシウム・インフラックスを起こして、リン酸カルシウムのかたちにしてからカルシウムが取り込まれる。
(骨粗鬆症の治し方)
1.牛乳・乳製品をとらない。
2.化学楽剤のカルシウム剤・ビタミンD剤はとらない。
3.消炎鎮痛剤・ステロイド剤は、骨粗鬆症が悪化するだけなのでとらない。
4.カルシウムは自然の食物(=小魚/貝類/ゴマ/緑黄色野菜/海藻類)からとり、合わせてビタミンC,ビタミンA,ビタミンK,ビタミンDをとる。
5.晴れた日に戸外で、よく歩いたり運動したりする。

先日、知人から「変形性ヒザ関節症の治し方」についても聞かれましたので、丁寧にお答えしましたが、簡単にまとめると、下記のようになります。
1.原因=足やヒザの運動不足/筋肉不足/血行不良。
2.間違った治療=消炎鎮痛剤(=痛み止め)の投与。血行不良で手足の不自由が起こっているのに、痛み止めは血流障害の副作用がある。
3.正しい対策=血行改善と筋肉増強。
(1)足腰や下半身を風呂やサウナでよく温め、血行改善をする。
(2)痛みをあまり感じない程度の、無理をしない程度の運動と筋トレを継続して行う。よく歩く/ゆっくり走る/自転車こぎ運動/ヒンズースクワットなど。
(3)下半身を温める食材(=生姜/ネギ類/味噌)と根菜類(=東洋医学の“相似の理論”により、根菜類は人間の下半身に当たり、下半身を丈夫にする)を活用する。
(4)甘いもの(=白砂糖)とクスリを控える。
- To be continued -