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各種難病の本質を知る (3) 鈴木修一著

<各種難病の本質を知る>

血球が集合して、各種細胞に変化することを“分化”といいます。
一方、断食や胃腸障害で血液供給がストップすると、体は“恒常性維持機能”を備えていますから、不足した血液を補うために細胞が血球に逆戻りします。これを“逆分化”といいます。

現代医学で“白血病細胞”と呼んでいる細胞は、体細胞が“逆分化”によって白血球に移行している途中の血球細胞を、“ガン化した異常な細胞”と勘違いしたものです。逆分化による白血球の形状変化を“血液のガン”と勘違いし、それを抗ガン剤や放射線で消すことを白血病の治療法と思い込んでいます。しかしそれは“結果を原因と勘違いしている”ことからくる間違いで、ガンと同じ誤りを犯しています。真相は下記の通りです。

胃腸障害の進行によって腸造血がうまくいかなくなると、体は自己治癒力を発動させて、血液不足を補おうとします。その非常手段が“逆分化”なのです。ですから白血病の本質は“胃腸障害による重度の貧血”なのです。血液不足を補うための非常手段として、次々と逆分化現象が起こるために、赤血球まで逆分化が進まないうちに、体細胞から白血球への移行が次々と起こり、体内の血液は逆分化した白血球で一杯になります。ですから顕微鏡で形状の変わった白血球がたくさん観察されたからといって、それは決して“ガン化した悪魔の白血病細胞”が分裂・増殖しているわけではありません。白血球の顆粒球は、通常寿命が大変短くて、2~3日で全部が入れ替わってしまうといわれています。
現代医学では「それがガン化した白血病細胞に変化すると、急に不死身の細胞に変身してどんどん増殖する」といっていますが、体細胞が次々と逆分化して白血球に移行している状態を「分裂・増殖」と勘違いしているために、そんな“イソップ物語”をもってくるしか説明がつかないのです。

胃腸の機能が回復して、腸造血が再びスムーズに行われるようになると、逆分化は減少して通常の赤血球分化に戻ります。そうなると白血球の数も減少し、血球が正常に戻っていきます。
このように血液から細胞へ、あるいは細胞から血液へと、“体内環境の変化に伴って、細胞も絶えず変化している”というのが人体の真実です。

- To be continued -