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各種難病の本質を知る (14) 鈴木修一著

<各種難病の本質を知る>

(3)“冷え”による血行不良が進行して、痛みやめまい、虚脱感や倦怠感から、消極的あるいは悲観的な考え方になり、“うつ”に発展することがあります。
(対策)“冷え”は、冷たい飲食物や冷たい外気で体を冷やすことだけで起こるわけではありません。ストレス/過食/運動不足/薬の常用・多用なども、慢性的冷えを引き起こします。詳しくは拙著「あらゆる病気から解放され、自由自在の人生を生きる」の(第2章)「体調不良からの脱却」(第3項)「低体温からの脱却」を御参照願います。

(4)食生活面では、うつは東洋哲学の“陰陽の原理”でいえば、陰性の体質になっていますから、陽性の食事を積極的に取り入れる必要があります。
(対策)玄米/雑穀を主食に、副食として陽性の根菜類/ネギ類/味噌などを積極的に取り入れて、体を温めるように努めて下さい。昔から東洋医学では“気うつを開く食材”として、生姜とシソが重宝されています。

(精神面における原因と対策)

(1) 自分を取り巻く周囲の環境が変わると、それになじめなくなって自己評価が極端に低くなり、自信を失ってうつに進行したりすることがあります。
(対策)“絶えず変化する”のがこの世の本質です。一見逆境が訪れたかのような変化も、実はそれを乗り越えていく過程で、私たちの能力が飛躍的に高まるチャンスになることが多いのです。うつになるような人は、本当は優秀で責任感の強い人なのです。環境の変化のたびに、いちいち“うつ状態”になっていたのでは身が持ちません。あなたよりできが悪くても、機嫌よく生きている人たちなど山のように存在するのです。“変化がこの世の本質”であり、変化に適応する過程で、人間はいくらでも強くなることを知って下さい。

(2) 何らかの挫折をきっかけに、人生の意味や生きていることの意味が分からなくなり、うつから自殺へと走ってしまうこともあります。
(対策)生命とは“肉体と意識体が合体したもの”であり、この意識体こそが繰り返し転生して、何度も何度も人生を経験している生命の本体です。“変化することが本質”であるこの世の世界は、生きていくのに障害が多く、なかなか難しい世界です。環境の変化に応じて、絶えず自己変革を迫られるからです。しかしすべては、自分の生命の本質であるところの“意識体”の進化のために用意されている世界です。

(結論)
人間の生命の本質を知れば、“うつ”などに悩まされているヒマはありません。人間の生命の本質を知ることは、私たちの人生の目的や、私たちを取り巻いている世界の意味を知ることにつながり、本当の意味での悩みは全て消えていくことになるからです。

- 完 -