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各種難病の本質を知る (13) 鈴木修一著

<各種難病の本質を知る>

⑨“うつ病”について

「心は脳の働きであるから、心の病気を治すためには脳細胞を何とかすればいい」という考え方に、現代医学の最大の弱点である“生命の本質を知らない”という特徴がよく出ています。

生命の本質は、肉体と意識体が合体したものである。

これが生命の真実であり、肉体と意識体は互いに不可分のものとして、影響を与え合っています。“うつ病”とは“意識体が弱っている状態”であり、その原因として肉体と心の両面から考える必要があります。現代医療の「抗うつ剤や精神安定剤によって脳細胞を何とかすればよい」という考え方は、人間の生命の本質という視点で見ると、それは一時のごまかしであり、何ら根本解決にはなりません。下記のように、肉体と心の両面から原因と解決策を考えていくのが根本対策です。

(肉体面における原因と対策)

(1) うつ病になると、脳内ではセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の不足や、セロトニンに反応するセロトニン神経の不調などが起こっているといわれています。
(対策)戸外に出て太陽の光を浴びながら、よく歩いたり軽い運動をする習慣をつけてください。太陽の光は“生命エネルギー”であり、脳内でセロトニンと“熟睡ホルモン”であるメラトニンを増やす力がありますので、太陽の光をよく浴びると、うつの精神状態が大幅に改善されます。

(2) 血中塩分不足が無気力を引き起こし、うつに発展することがあります。自然海塩(=ミネラル塩)が不足すると、筋肉の収縮と弛緩がうまくいかなくなり、ミネラル不足による新陳代謝不良も加わり、体を動かすのが億劫になって、無気力からうつ状態になることがあります。
(対策)私がこれまでに何度も述べていますように、「塩分の摂りすぎが高血圧の原因」などという“完全に間違った学説”に振り回されずに、しっかりと自然塩をとることが大事です。逆に夏場など、冷たい飲み物をとりすぎて血中塩分不足を起こさないように注意が必要です。            - to be continued -