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未来栄養学 (4) 鈴木修一著

<未来栄養学>

(3)新・3大要素こそ健康と若さの源であり、それをサポートするのが、ビタミン/ミネ
ラル/食物繊維/ファイトケミカルの4大栄養素である。

(ビタミンの働き)
1) ビタミンA、C、Eは、活性酸素を除去して、体内酵素の消耗を防いでくれます。
2) ビタミンA,Cは、目の疲れや、目の不調を回復させてくれます。
3) ビタミンEは、不老長寿のビタミンといわれ、若さを保ちます。
4) ビタミンB、Eは、疲労による胃腸の疲れや、口内炎、口角炎に効きます。
5) ビタミンA、C、Kは、骨を形成するのに必要なビタミンで、ビタミンDは、カルシウムを吸収するのに必要です。

御参考に、上記のビタミンを多く含む食品を、以下に挙げておきます。

ビタミンA…人参、カボチャ、春菊、ホウレンソウ、ブロッコリー、アシタバ、モロヘイヤ、小松菜、ウナギ。
ビタミンB…玄米、焼きのり、ゴマ、アーモンド、納豆、シイタケ、大豆、くるみ、ジャガイモ、サツマイモ、バナナ、魚卵、イワシ、サンマ、アサリ、しじみ、牡蠣。
ビタミンC…みかん、レモン、イチゴ、柿、バナナ、ブロッコリー、ピーマン、ジャガイモ、カリフラワー、レンコン、パプリカ。
ビタミンD…シイタケ、きくらげ、しめじ、イワシ、チリメンジャコ。
ビタミンE…モロヘイヤ、人参、ゴマ、パプリカ、大豆、アーモンド、小麦胚芽、カボチャ、ウナギ、しじみ、すじこ、たらこ。
ビタミンK…納豆、ブロッコリー、ホウレンソウ、キャベツ、焼きのり、わかめ。

高齢化社会になって、老人介護の問題がますます深刻になっていますが、高齢者になれば誰でも介護が必要になるわけではありません。日本整形外科学会が2007年に定義した「ロコモテイブ・シンドローム(=運動器症候群)」という、新しい病名があります。これは高齢になり、運動器の障害により、要介護のリスクの高い状態になることだそうです。
従来からある“骨粗鬆症”もそうですが、高齢者になると骨が脆くなり、変形したり擦り減ったりして、運動器障害が起こることから要介護への道に入ることが多いようです。
そのため厚労省などが「カルシウムの豊富な牛乳をとりましょう」などと言っていますが、カルシウムをとればそれがすぐ骨になるわけではありません。実は骨を丈夫にするためには、上記のビタミンが不可欠なのです。

- To be continued -